松島湾アマモ場再生会議では、活動に支援して下さる企業、団体、個人様の皆様を
お待ちしています。
日本三景のひとつ松島湾は、多くの島々により波浪などから守られ、縄文の時代よりアマモが群生し、
海草類、貝類、魚類など豊富に海の食材が存在することによって、多くの民が集落を作って生活していたことが確認されています。長い時間を経た現在に至っても、多くの魚類、海苔、牡蠣、昆布、若布など
多くの栄養分溢れる海産物の宝庫と呼ばれてまいりました。
しかしながら、この度の東日本大震災により松島湾内のアマモ場は壊滅的に流失しており、松島湾に
於ける底質、水質、及び生物環境に大きな環境の悪化が心配されております。皆様もご存じのとおりアマモ場は、海水及び海底を浄化し、魚族の産卵場であったり、隠れ場であったり、特に幼稚魚の成育場として重要な役割を果たす「海のゆりかご」と言われています。
かつて、昭和の高度成長期以前には、ジャマモクと呼ばれるほど松島湾一帯にアマモが密生しており、豊かな海の象徴でありました。この度のアマモ場の流失は、沿岸漁業へ与える影響が甚大と懸念され、
日本三景松島の自然環境保持の面からも一刻も早いアマモ場の再生が急務と考えられます。
私達には、後世までこの豊かな海を残していく義務が存在します。
漁業者のみならず、海を利用する皆様、そして市民の皆様も一緒になって「再生する松島湾」を考え、
行動してまいりたいと存じますので、是非、趣旨をご理解いただきまして、
ご賛同、ご支援頂きますようお願い申し上げます。
松島湾アマモ場再生会議 会長 桑原 茂
【松島湾アマモ場再生会議の活動】
5月と6月に塩釜市桂島にてアマモの種子を採取する。また「市民アマモ花枝採取会」を開催し、
アマモの種子採取目的と共に海辺の活動の楽しさを伝える。
8月に「親子で学ぶ松島湾の海辺」を開催し、座学で環境保全の大切さを学習し、
浜での活動を実施する。
10月に「アマモ種子選別会」を開催し、5月に採取し、熟成させたアマモの種を播種する。
塩釜第一小学校での環境学習に於いてアマモの育苗など年間を通した授業を実施する。
アマモ場拡大の為に、アマモの移植等を実施する。
塩釜の市街地では海に降りられる場所が無く、「塩竈市港奥部ウオーターフロント活用市民会議」で提案された干潟をつくりましょう。
2019年には「全国アマモサミット」を開催し、全国のアマモ場再生に活動する方々がつどい、
消失したアマモ場の復活とアマモによる海の可能性を核としたシンポジウムを開催する。
【活動支援の内容】
・支援金
・資機材提供(船舶燃料、干潟つくり用の砂、水中カメラ、地引網 など
・グッズ提供(イベント時のジュース、菓子、景品 など)
・他
ご参画、ご支援のお申し込み、お問い合わせはメールまたは副会長 伊藤栄明までお願いいたします。
伊藤 携帯電話 : 090-3126-1692